NASDAQ100指数に連動する投資信託を比較、購入すべき投資信託の結論【2022年5月時点】

NASDAQ100指数に連動する投資信託ベストバイ

NASDAQ100指数に連動する人気米国ETFのQQQ(インベスコQQQトラスト・シリーズ1)は、2010年1月4日の初値$46.32から12年後の2021年12月31日に$397.85となりQQQ保有者の資産を8.5倍に増やしました。

日本でQQQを購入する場合、海外株式用口座の開設し、購入資金のドル交換という手間をかけ、また、分配金の受け取り時とQQQの売却時には米国と日本の二重源泉徴収という負担もあります。(取り戻すためには確定申告が必要です)

一方、NASDAQ100指数に連動する投資信託は、2019年まで「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」だけでしたが、2020年に「NZAM・ベータ NASDAQ100」と「インデックス ファンド NASDAQ100(アメリカ株式)」が加わり、さらに2021年には「eMAXIS NASDAQ100インデックス」と「PayPay投信 NASDAQ100インデックス」の運用がはじまり、競争によりやや割高だった信託報酬が見直され、必ずしもQQQを選択する必要がなくなりました。

この記事では高いパフォーマンスが期待できる、5つのNASDAQ100指数に連動する投資信託を比較しています。

同じNASDAQ100指数に連動する投資信託でも、銘柄ごとに騰落率や信託報酬に差がありますので、この記事を読み終えることで、購入すべき投資信託がわかるようになります。

NASDAQ100指数に連動する投資信託

NASDAQ100指数に連動する5つの投資信託を一覧にまとめました。

この中にはレバレッジが掛かっている投資信託(いわゆるレバナス)は入れていません。

騰落率と純資産総額には、2022年1月末時点の数字が入っています。

※表中に記載されているETF名をクリックすると各ETF公式サイトにリンクします。

NASDAQ100指数連動の投資信託
比較項目 iFreeNEXT
NASDAQ100インデックス
NZAM・ベータ
NASDAQ100
インデックス ファンド
NASDAQ100(アメリカ株式)
eMAXIS
NASDAQ100インデックス
PayPay投信
NASDAQ100インデックス
運用開始日 2018年8月31日 2020年3月12日 2020年8月31日 2021年1月29日 2021年6月29日
ベンチマーク NASDAQ100
(円換算ベース)
NASDAQ100指数
(配当込み、円換算ベース)
NASDAQ100
(円換算ベース)
NASDAQ100指数
(配当込み、円換算ベース)
NASDAQ100指数
(配当込み、円換算ベース)
純資産総額※注1 47,440百万円 1,733百万円 36,691百万円 41,052百万円 963百万円※注3
騰落率※注2 10.22% 9.92% 10.14% 10.21% 1.50%※注3
最低購入単位 100円 100円 100円 100円 100円
購入手数料 0円 0円 0円 0円 0円
解約手数料 0円 0円 0円 0円 0円
信託報酬 0.495% 0.440% 0.484% 0.440%以内 0.418%
総経費率 0.52% 1.62% 0.63% 不明※注4 不明※注4
運用会社 大和アセットマネジメント 農林中金全共連アセットマネジメント 日興アセットマネジメント 三菱UFJ国際投信 PayPayアセットマネジメント
償還日 無期限 無期限 2030年7月8日 無期限 無期限

※注1 2022年4月末時点の数値

※注2 期間は2021年4月末〜2022年4月末、一年に満たない場合は運用開始日からの数値

※注3 運用開始から一年経過していませんため参考値

※注4 運用一年未満で未決算のため不明

NASDAQ100指数に連動する投資信託比較

比較項目として、騰落率、信託報酬、総経費率、純資産総額とその増減の5項目を抽出し、ランキング形式でまとめました。

色分けは、1位を赤、2位を青、3位を黄色です。表中のカッコ内には具体的な数字が入っています。

NASDAQ100指数連動の投資信託ランキング
証券会社 騰落率 信託報酬の低さ 総経費率の低さ 純資産総額の大きさ 純資産総額の前月比
iFreeNEXT
NASDAQ100インデックス
1位
(+10.22%)
5位
(0.495%)
1位
(0.52%)
1位
(47,440百万円)
5位
(-4,822百万円)
eMAXIS
NASDAQ100インデックス
2位
(+10.21%)
2位
(0.440%以内)
※注2 2位
(41,052百万円)
4位
(-3,814百万円)
インデックス ファンド
NASDAQ100(アメリカ株式)
3位
(+10.14%)
4位
(0.484%)
2位
(0.63%)
3位
(36,691百万円)
3位
(-928百万円)
NZAM・ベータ
NASDAQ100
4位
(+9.92%)
2位
(0.440%)
3位
(1.62%)
4位
(1,733百万円)
2位
(-193百万円)
PayPay投信
NASDAQ100インデックス
5位※注1
(+1.50%)
1位
(0.418%)
※注2 5位
(963百万円)
1位
(-80百万円)

※注1 運用開始から一年経過していませんため参考値

※注2 運用一年未満で未決算のため不明

騰落率1位は2022年1月末で運用から一年が経過した「eMAXIS NASDAQ100インデックス」でした。

手数料にあたる総経費率の開示がこれからになりますが、「eMAXIS NASDAQ100インデックス」が魅力的な投資信託だということに間違いはなさそうです。

2022年2月時点でNASDAQ100指数に連動する投資信託を購入するなら騰落率2位、総経費率の低さと純資産総額の大きさが1位の「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」がベストバイです。

騰落率1位の「eMAXIS NASDAQ100インデックス」と信託報酬最安値の「ePayPay投信 NASDAQ100インデックス」は、1期(1年)が終了していないため総経費率が不明、「インデックス ファンド NASDAQ100(アメリカ株式)」は償還日があるためおすすめできません。

NASDAQ100指数に連動するインデックス投資信託の一年間騰落率

一年間の騰落率を月別にまとめました。

騰落率はiFreeNEXT NASDAQ100インデックスがほぼ一位をキープしています。

色分けは、騰落率1位を赤、2位を青、3位を黄色です。

※表中に記載されているETF名をクリックすると各ETF公式サイトにリンクします。

NASDAQ100指数連動の投資信託
比較項目 iFreeNEXT
NASDAQ100インデックス
NZAM・ベータ
NASDAQ100
インデックス ファンド
NASDAQ100(アメリカ株式)
eMAXIS
NASDAQ100インデックス
PayPay投信
NASDAQ100インデックス
2022年4月末 10.22% 9.92% 10.14% 10.21% 1.50%
2022年3月末 29.31% 28.79% 29.20% 29.29% 11.77%
2022年2月末 20.39% 19.94% 20.31% 20.34% -0.59%
2022年1月末 21.07% 20.60% 20.99% 23.19% 1.21%
2021年12月末 42.79% 42.04% 42.68% 40.04% 15.21%
2021年11月末 46.60% 45.53% 46.48% 37.76% 13.65%
2021年10月末 51.20% 49.87% 51.04% 32.39% 9.75%
2021年9月末 37.94% 36.77% 37.82% 21.90% 1.40%
2021年8月末 35.81% 34.52% 33.71% 26.61% 5.32%

NASDAQ100指数連動の投資信託が買える証券会社

三大ネット証券でNASDAQ100指数連動の投資信託の取り扱い状況です。

楽天証券で「PayPay投信 NASDAQ100インデックス」、マネックス証券で「インデックス ファンド NASDAQ100(アメリカ株式)」の取り扱いがありませんが、その他の投資信託はどの証券会社を選んでも購入できます。

どの証券会社にするか迷う場合は、ネット証券シェアNo.1の「SBI証券」が間違いないです。

NASDAQ100指数連動の投資信託が買える証券会社
証券会社 SBI証券 楽天証券 マネックス証券
iFreeNEXT
NASDAQ100インデックス
NZAM・ベータ
NASDAQ100
インデックス ファンド
NASDAQ100(アメリカ株式)
×
eMAXIS
NASDAQ100インデックス
PayPay投信
NASDAQ100インデックス
×

関連記事です。

NASDAQ100インデックス投資の最適解です。

NASDAQ100指数に連動するETFのベストバイです。

S&P500指数に連動するETFのベストバイです。

S&P500指数に連動するインデックス投資信託ベストバイです。

VTIに連動するインデックス投資信託ベストバイです。