VOO(バンガード・S&P500 ETF)は、米国の主要業種を代表する大企業500銘柄で構成されるS&P500指数に連動したパフォーマンスを目指す米国ETFです。
経済成長に必要な人口増加による消費増加、投資に見合った法整備、FRBによる量的緩和の継続など、株価が上昇する要素をが揃っている印象がありますが、投資先として人気の高いS&P500指数に連動するVOO(バンガード・S&P500 ETF)は2020年にどのような運用実績を残せたのでしょうか?
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VOO(バンガード・S&P500 ETF)2020年購入シミュレーション
VOO(バンガード・S&P500 ETF)を2020年1月から月初の初値で1口ずつ定期購入した場合の実績は下記のようになります。
購入日 | 購入価格(始値) | 保有数 | 累積投資額 | 平均取得単価 | 分配金(1口) | 分配金 | 累積分配金 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2020年1月2日 | $297.29 | 1 | $297.29 | $297.29 | – | – | – |
2020年2月3日 | $297.12 | 2 | $594.41 | $297.21 | – | – | – |
2020年3月2日 | $274.00 | 3 | $868.41 | $289.47 | $1.1780 | $3.5340 | $3.5340 |
2020年4月1日 | $227.92 | 4 | $1,096.33 | $274.08 | – | – | $3.5340 |
2020年5月1日 | $264.14 | 5 | $1,360.47 | $272.09 | – | – | $3.5340 |
2020年6月1日 | $279.07 | 6 | $1,639.54 | $273.26 | $1.4333 | $8.5998 | $12.1338 |
2020年7月1日 | $284.37 | 7 | $1,923.91 | $274.84 | – | – | $12.1338 |
2020年8月3日 | $301.65 | 8 | $2,225.56 | $278.20 | – | – | $12.1338 |
2020年9月1日 | $321.81 | 9 | $2,547.37 | $283.04 | $1.3085 | $11.7765 | $23.9103 |
2020年10月1日 | $310.16 | 10 | $2,857.53 | $285.75 | – | – | $23.9103 |
2020年11月2日 | $303.37 | 11 | $3,160.90 | $287.35 | – | – | $23.9103 |
2020年12月1日 | $335.92 | 12 | $3,496.82 | $291.40 | $1.3829 | $16.5948 | $40.5051 |
VOO(バンガード・S&P500 ETF)への累計投資額は$3,496.82(1ドル105円計算で367,166円)、平均取得単価は$291.40(1ドル105円計算で30,597円)、累積税引き前分配金として$40.5051(1ドル105円計算で4,253円)を受け取ったことになります。
VOO(バンガード・S&P500 ETF)2020年売却シミュレーション
2020年1月から購入したVOO(バンガード・S&P500 ETF)を2020年市場最終日となる2020年12月31日の初値での全保有分を売却すると下記のような結果になります。
売却日 | 売却単価(始値) | 売却数 | 売却額 | 売却利益 | 売却利益率 | 受取分配金 | 受取分配金率 | 合計利益額 | 合計利益率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2020年12月31日 | $341.82 | 12 | $4,101.84 | $605.02 | 17.30% | $40.5051 | 1.158% | $645.53 | 18.46% |
売却利益は$605.02(1ドル105円計算で63,527円)、売却利益率は17.30%、受取分配金$40.5051(1ドル105円計算で4,253円)、受取分配金率は1.158%、売却利益と受取分配金を合わせた合計利益額は$645.53(1ドル105円計算で67,780円)、合計利益率は18.46%となります。
全て税引き前の金額になりますので、ここから税金が引かれた額が本当の利益となります。
2020年のVOO(バンガード・S&P500 ETF)合計利益率は18.46%は、NASDAQ100指数に連動するQQQの28.01%、米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%をカバーするVTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)の21.45%より利益率は劣りますが、ウォーレン・バフェットも信頼を置くS&P500指数が最上級の投資先であることは間違いありません。
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VOO(バンガード・S&P500 ETF)の取扱いネット証券会社
三大ネット証券でVOO(バンガード・S&P500 ETF)の取り扱い状況です。
SBI証券、楽天証券、マネックス証券の全ての証券会社でVOO(バンガード・S&P500 ETF)の取り扱いがありますので、どの証券会社を選んでもVOO(バンガード・S&P500 ETF)の購入が可能です。
SBI証券では、NISA口座でVOO(バンガード・S&P500 ETF)を購入した場合、購入手数料が無料となりす。
また、毎月決まった日にちにVOO(バンガード・S&P500 ETF)を購入できる定期購入サービスがありますので、楽天証券、マネックス証券で購入する明確なメリットがなければネット証券シェアNo.1のSBI証券がおすすめです。