2016年7月にサービスを開始したWealthNavi(ウェルスナビ)は、2年2ヶ月という短い期間で預かり資産1000億円を突破し、全自動で資産を運用するロボアドバイザーの中で預かり資産、運用者数でNo.1(ナンバーワン)のサービスです。
2018年11月7日には預かり資産1100億円、15万口座を突破して勢いを増しています。
▼この記事の目次(もくじ)
WealthNavi(ウェルスナビ)とは?
WealthNavi(ウェルスナビ)は、これまで一部の富裕層や機関投資家だけが使っていた世界水準の金融アルゴリズムをテクノロジーの力で誰もが使えるようにした資産運用サービスです。
従来の資産運用には、「投資配分の決定」「金融商品の選定」「入金」「発注」「積立」「再投資」「リバランス」「税金最適化」が必要でしたが、WealthNavi(ウェルスナビ)を使うことで、これらすべての資産運用が自動化されます。
WealthNavi(ウェルスナビ)が投資するのは、主に海外の上場投資信託(ETF)です。
海外の上場投資信託(ETF)を通じて世界約50カ国の1万以上の銘柄に分散投資することで成長率と安定性を両立した資産運用を可能にしています。
2015年にIMF(国際通貨基金)が発表した日本の経済成長率は0.5%です。
日本だけを投資対象としている限り、短期的に儲かることはあっても長期的には日本の経済成長率0.5%に収束していく可能性が高くなります。
この状況から抜けるためには成長率が高い国へ投資する必要があります。
インド7.6%、中国6.9%、ASEAN4.8%、アメリカ2.4%、イギリス2.2%、ユーロ圏1.7%、南アフリカ1.3%など日本よりも高成長な国へあなたに変わり投資していくれるのがWealthNavi(ウェルスナビ)です。
経済成長率が高い国へ投資し、その運用に世界水準の金融アルゴリズムが使われるわけですからWealthNavi(ウェルスナビ)の評判が高いのは必然です。
WealthNavi(ウェルスナビ)が投資するETF(上場投資信託)とは?
WealthNavi(ウェルスナビ)は、ETF(上場投資信託)を通じて国際分散投資を実現しています。
ETF(上場投資信託)とは、特定の指数に連動する投資信託で日本であれば東京証券取引所などの金融商品取引所に上場されているため透明性が高い金融商品です。
日本では日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)に連動するETF(上場投資信託)があります。
ETF(上場投資信託)のメリットは分散投資にあります。
株の取引は特定の銘柄、例えばトヨタ自動車やソフトバンク、ユニクロなどに投資することになりますが、大きな利益を出せる可能性がある反面、粉飾決算などにより大きく損をする可能性があります。
ETF(上場投資信託)は、特定の銘柄への投資ではありませんので、組み込まれている1社が倒産したとしてもその他でカバーすることで損失を抑えることが可能です。
大きな損失が出にくいと同時に大きな利益も出しにくいETF(上場投資信託)ですが、リスクを抑えて安定した利益を出すためには最適な投資商品です。
WealthNavi(ウェルスナビ)が目指すのは3%〜5%の利益
ETF(上場投資信託)にリスクを抑えるメリットがあることは理解いただけたと思いますが、利益が出にくいというデメリットを海外のETF(上場投資信託)を購入することで解消しているのがWealthNavi(ウェルスナビ)です。
目指す利益は年間で3%〜5%、少ないように思えますが長期の積立と複利の効果で3%〜5%の利益は、将来大きくなって返ってきます。
WealthNavi(ウェルスナビ)はロボアドバイザーNo.1
WealthNavi(ウェルスナビ)は、ロボアドバイザー(通称:ロボアド)と呼ばれるジャンルの資産運用サービスです。
※「ロボット」アドバイザーと間違われる場合がありますが、正確には「ロボ」アドバイザーです。
WealthNavi(ウェルスナビ)は、ロボアドバイザージャンルにおけるNo.1の資産運用サービスになります。
ロボアドバイザーは、あなたに変わりテクノロジーの力を使い資産運用をサポートするサービスで、資産運用の助言(アドバイス)をして投資判断・売買の実行は利用者がおこなう助言(アドバイス)サービスと、投資判断・売買の実行までを全自動でおこなうサービスの大きく2つに分かれます。
主要なロボアドバイザーサービス5社の比較をするとWealthNavi(ウェルスナビ)の強さが目立ちます。
ロボアドバイザージャンル二位のTHEO(テオ)と比較すると預かり資産で3.9倍、利用者で2.4倍の差をつけています。
ロボアド名 | 預かり資産 | 口座数 | 最低投資金額 | 手数料 |
---|---|---|---|---|
WealthNavi(ウェルスナビ) | 1,000億円 | 130,000人 | 10万円 | 年1% |
THEO(テオ) | 230億円 | 32,730人 | 1万円 | 年1% |
楽ラップ | – | 20,000人 | 10万円 | 年1% |
ダイワファンドラップ | – | – | 50万円 | 年1.08% |
マネラップ(MSV LIFE) | – | – | 1,000円 | 年1% |
WealthNavi(ウェルスナビ)の利用者は?
8万人の利用者がWealthNavi(ウェルスナビ)で「長期・積立・分散」の資産運用をおこなっています。
ロボアドバイザー利用者数二位のTEHO(テオ)が約3.3万人、第三位の楽ラップが2万人なので、WealthNavi(ウェルスナビ)の評判の高さがよく分かる数字です。
WealthNavi(ウェルスナビ)の預かり資産は?
WealthNavi(ウェルスナビ)は、サービス公開から一年目は200億円の預かり資産を運用し、二年は700億円増えて900億円の預かり資産を運用しています。
900億円という規模感が掴みづらいと思いますが、Yahoo!ファイナンスの投資信託ランキングにあてはめてみると150位程度の規模となります。
Yahoo!ファイナンスの投資信託ランキングには1,500以上の投資信託がラインキングされていますので、150位はかなり上位となり、たくさんのお金が集まっていることが評判の高さをものがたります。三年目も二年目と同様に700億円預かり資産が伸びた場合は、70位程度までランキングが上がります。
ロボアドバイザーは、これから浸透するジャンルの資産運用になりますが、関心の高さが預かり資産の金額でわかります。
WealthNavi(ウェルスナビ)の預かり資産のシェア率は?
WealthNavi(ウェルスナビ)は、ロボアドバイザージャンルにおける預かり資産のほぼ半分(49.7%)を運用しています。
WealthNavi(ウェルスナビ)に続くロボットアドバイザーサービスが27.8%、3位が19.7%とWealthNavi(ウェルスナビ)を含む上位3社でほぼ独占しており、その中でもWealthNavi(ウェルスナビ)が圧倒的なナンバーワンとなっています。
なぜ預かり資産が集まるのか?それは高い運用実績に集約されます。
ロボアドバイザーを使って資産を運用するメリット
ロボアドバイザージャンルで圧倒的な人気ナンバーワンのWealthNavi(ウェルスナビ)ですが、そもそもロボアドバイザーにどのようなメリットがあるのでしょうか?なぜ急速にロボアドバイザーが伸びているのでしょうか?
もし、あなたが投資のプロであればロボットアドバイザーに頼らずに自らの知識を頼りに資産を運用していくという選択肢がとれるでしょう。
もしあなたが投資のプロでなければ、並み居る投資のプロの方々と対峙して勝てるでしょうか?それともいいカモにされるでしょうか?
そこにロボアドバイザーWealthNavi(ウェルスナビ)を使う理由と利用者の評価が集約されています。
世界水準の金融アルゴリズムをあなたも使える
株式取引のプロの世界でも自動化が進んでいます。
世界最大級の投資銀行ゴールドマン・サックスでは、2000年の600人いたニューヨーク本社の株式トレーダーは2人になり、他のトレーダーの職は株式売買の自動化プログラムに奪われたのです。
As Goldman Embraces Automation, Even the Masters of the Universe Are Threatened
自動化プログラムは効率化、高速化、高度化の3つの側面があると思いますが、個人で取引する際には効率化をそこまで求めることはありますが、高速化と高度化は同じ市場で取引する私たちにも大きな脅威になります。
ロボアドバイザーは、高度化した株式取引およびそれに類する投資活動に対して個人でも戦える力を与えてくれます。
例えば、WealthNavi(ウェルスナビ)は、ノーベル賞受賞者が提唱する理論に基づいた金融アルゴリズムを使い、一人ひとりが所有している資産の量、リスクの取れる範囲に見合ったポートフォリオ(資産の組み合わせ)を自動的に組み立てて、リターンを最大化させてくれます。
他のロボアドバイザーサービスも金融アルゴリズムの違いこそあれ、リスクを抑えてリターンを最大化させるためにテクノロジーを最大活用し、自動化するという点では同様です。
もし、この現状を理解してなお個人の知識で資産を運用したい方はこの続きを読む必要はないと思います。
難しい戦いになると思いますが、あなたの知識をフル活用して市場で生き残ることをお祈りいたします。
個人の力では、「勝てないな」と思う方はこのまま読み進めてください。
感情や思い込みが排除され冷静な判断ができる
投資に大切なことのひとつとして感情に支配されないということがあります。
所有している金融商品に売りが大量に入ったから慌てて売る、みんなが買っているから少し遅れて慌てて買う。このように周りに振り回されているようでは利益を出せません。
トレンドも含めて、その時点で株や投資信託等の金融商品の価値が高いのか安いのかが売買をする唯一の判断材料でなくてはなりません。
ただ人間である私たちは感情に振り回されるのが必然、その点、ロボアドバイザーは相場に一喜一憂せずに冷静に相場を判断し売買してくれます。
ノーベル受賞者が提唱する理論も大切ですが、理論に基づき淡々と売買するロボアドバイザーと両輪で利益が出せる仕組みとなっています。
WealthNavi(ウェルスナビ)のメリット
ロボアドバイザーの中でもNo.1人気を誇るWealthNavi(ウェルスナビ)、他のロボアドバイザーが評価されず、WealthNavi(ウェルスナビ)がナンバーワンの評判を得ているのは明確な理由があります。
全自動で資産運用に関わることをすべて肩代わり
金融商品を選定し、入金、発注、結果に応じて再投資やリバランス、投資をすべて自前でやっていくのはハッキリいってしんどいです。
専業トレーダーであれば可能ですが、サラリーマンや主婦の方にとって投資の知識と掛かられる時間の両面で無理があります。
金融商品を選定するだけでも高度な知識と多くのの時間が必要となりますが、ノーベル受賞者が提唱する理論に基づいた金融アルゴリズムを使い最適な金融商品を選定、購入し、リスクを抑えながらリターンを最大化するために自動でリバランスしてくれるのがWealthNavi(ウェルスナビ)です。
WealthNavi(ウェルスナビ)に入金したらあなたの役割はほぼ終わりです。
税金の最適化も自動で実行
WealthNavi(ウェルスナビ)は、DeTAX(デタックス)と呼ばれる税金の自動最適化機能を有しています。
WealthNavi(ウェルスナビ)が投資先にしているETF(上場投資信託)は、運用で得た利益を投資家に分配金という形で還元します。
分配金はETF(上場投資信託)の銘柄により実施の有無、回数、そして利回りが異なります。
分配金やリバランスなどによるでETF(上場投資信託)売買で利益が発生すると本来は税負担が生じますが、WealthNavi(ウェルスナビ)は、DeTAX(デタックス)機能により税負担を先送りにできます。
具体的には、「含み損」が発生している銘柄を一旦売却することで含み損を確定し、分配金やETF(上場投資信託)売買で発生した利益と相殺することで税負担を軽減します。
売却した銘柄は買い戻すことで最適なポートフォリオ(資産の組み合わせ)は維持できます。
投資額の3%〜5%の利益を期待してWealthNavi(ウェルスナビ)を利用している私たちにとって、税負担は無視できるものではありません。
WealthNavi(ウェルスナビ)が他のロボアドバイザーと比較して評判が高いのは、このような細かい積み重ねにより利益を出せる仕組みがあるからです。
運用期間に応じた手数料の割引制度
資産を形成するためには長期運用が必要です。
WealthNavi(ウェルスナビ)では、長期の利用を推奨しており、利用期間に応じて年率最大0.90%までの手数料を割引く特典が準備されています。
預かり資産が50万円以上の場合、6ヶ月ごとに0.01%(年率)ずつ手数料の割引が拡大さ、運用開始から5年経過したときに最大の手数料割引となり0.10%の手数料が引かれて0.90%になります。
預かり資産が200万円以上の場合、割引が適応される速度が倍となり6ヶ月ごとに0.02%(年率)ずつ手数料が割り引かれ、運用開始から2年半経過したときに最大の手数料割引となり0.10%の手数料が引かれて0.90%になります。
長期割引対象入金額 | 手数料の割引額 | 手数料最安値 | 手数料最安値到達時期 |
---|---|---|---|
50万円以上〜200万円未満 | 6ヶ月毎に0.01% | 0.90%(年率) | 最短5年 |
200万円以上〜 | 6ヶ月毎に0.02% | 0.90%(年率) | 最短2年6ヶ月 |
WealthNavi(ウェルスナビ)のデメリット
ここまではWealthNavi(ウェルスナビ)のメリットを紹介してきましたが、当然ながらデメリットもあります。
デメリットを理解した上で、本当に大切なお金を預ける価値があるサービスなのか判断しましょう。
WealthNavi(ウェルスナビ)は投資元本は保証されていない
WealthNavi(ウェルスナビ)による資産運用は元本を保証されていません。
要するに「損をするかもしれない」というわけです。
銀行に預けていれば損をすることはなく、例え銀行が潰れても1,000万円までの保証されます。
銀行預金と異なり、WealthNavi(ウェルスナビ)は投資ですので損を可能性がありますが、リスクを取らずにリターンは得れないというのは当たり前ですよね。
WealthNavi(ウェルスナビ)は見ていてつまらない
WealthNavi(ウェルスナビ)は、ロボアドバイザーによる全自動の資産運用サービスなので、利用者であるあなたがやることは殆どありません。
WealthNavi(ウェルスナビ)は大きな利益を出しにくい
記事の前半でETF(上場投資信託)について説明した内容を覚えているでしょうか?
ん(?)と思った方は、画面を上にスクロールしてETF(上場投資信託)の特徴を確認してください。
ETF(上場投資信託)は、特定の銘柄に投資するのとは異なり、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)といった指数に投資します。
例えば、特定の一社の株を購入した場合、10倍になるメリットもありますが、1/10になるリスクもあります。
これが10社の株を購入した場合、大きく上がる株もあれば、大きく下がる株もでてくるため、10倍になる可能性は低くなる代わりに、1/10になる可能性も低くなり、投資額に対して大きな変化が生じない安定的な運用が可能です。
WealthNavi(ウェルスナビ)は、特定の銘柄への投資ではなく、ETF(上場投資信託)への投資なので、大きな利益は出しにくくなります。
デメリットではありますが、大切な資金を安定的に運用することも目的にした場合、大きなメリットとなります。
WealthNavi(ウェルスナビ)の実際の運用実績は?
私自身が2018年7月に10万円を入金しWealthNavi(ウェルスナビ)で運用している実績は下記になります。
運用開始から日は浅いですが、ほったらかしの全自動で利益が出ています。
2018年10月2日からリスク許容度の設定を2/5から5/5(リスク最大)にあげて運用しています。
日付 | 評価額 | 損益 | 損益比 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2018年7月28日 | 100,000円 | – | – | 入金 |
2018年7月31日 | 100,707円 | +707円 | +0.71% | |
2018年8月31日 | 100,681円 | +681円 | +0.68% | |
2018年9月31日 | 102,104円 | +1,104円 | +2.10% |
「WealthNavi(ウェルスナビ)の評判は?実績から読み解く本当に稼げるロボアドバイザー!」まとめ
WealthNavi(ウェルスナビ)は、ロボアドバイザーでは間違いなくNo.1の存在です。
もし、資産を運用することが決まっていて投資先に悩んでいるようであれば、その一部だけでも良いのでWealthNavi(ウェルスナビ)に投資してみてください。
※WealthNavi(ウェルスナビ)の最低投資金額は10万円です。
WealthNavi(ウェルスナビ)の特性上、大きな利益を出すことは難しいですが、大きな損をする可能性も低いため投資初心者には最適な金融商品です。
WealthNavi(ウェルスナビ)への投資により、投資に対する学びが必ずあります。
本格的な投資は、その後で十分でしょう。
資産運用は複利で増えるため早く始めることで大きな利益を生みます。
様々な金融商品がありますが、WealthNavi(ウェルスナビ)をきっかけに10年後、20年後に資産形成を本気で考えませんか?