VCIT(バンガード・米国中期社債 ETF)は、工業、公共事業、金融業の企業が発行する米ドル建て課税対象固定利付投資適格債券のうち、残存期間が5~10年のものをカバーする債券で構成されているブルームバーグ・バークレイズ米国社債(5-10年)指数に連動したパフォーマンスを目指すETFです。
2020年2月時点で債権格付けの保有比率は、AAA 1.46%、AA 5.61%、A 38.42%、BBB 54.51%で構成されている投資適格債ETFですが、コロナ禍の2020年にどのような運用実績を残せたのでしょうか?
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VCIT(バンガード・米国中期社債 ETF)2020年購入シミュレーション
VCIT(バンガード・米国中期社債 ETF)を2020年1月から月初の初値で1口ずつ定期購入した場合の実績は下記のようになります。
購入日 | 購入価格(始値) | 保有数 | 累積投資額 | 平均取得単価 | 分配金(1口) | 分配金 | 累積分配金 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2020年1月2日 | $91.55 | 1 | $91.55 | $91.55 | – | – | – |
2020年2月3日 | $92.94 | 2 | $184.49 | $92.25 | $0.2327 | $0.4654 | $0.4654 |
2020年3月2日 | $94.02 | 3 | $278.51 | $92.84 | $0.2101 | $0.6303 | $1.0957 |
2020年4月1日 | $86.71 | 4 | $365.22 | $91.31 | $0.2550 | $1.0200 | $2.1157 |
2020年5月1日 | $91.00 | 5 | $456.22 | $91.24 | $0.2180 | $1.0900 | $3.2057 |
2020年6月1日 | $93.20 | 6 | $549.42 | $91.57 | $0.2272 | $1.3632 | $4.5689 |
2020年7月1日 | $94.89 | 7 | $644.31 | $92.04 | $0.1925 | $1.3475 | $5.9164 |
2020年8月3日 | $96.77 | 8 | $741.08 | $92.64 | $0.2083 | $1.6664 | $7.5828 |
2020年9月1日 | $96.15 | 9 | $837.23 | $93.03 | $0.1967 | $1.7703 | $9.3531 |
2020年10月1日 | $95.57 | 10 | $932.80 | $93.28 | $0.1951 | $1.9510 | $11.3041 |
2020年11月2日 | $95.45 | 11 | $1,028.25 | $93.48 | $0.2009 | $2.2099 | $13.5140 |
2020年12月1日 | $96.87 | 12 | $1,125.12 | $93.76 | $0.3676 | $4.4112 | $17.9252 |
VCIT(バンガード・米国中期社債 ETF)への累計投資額は$1,125.12(1ドル105円計算で118,137円)、平均取得単価は$93.76(1ドル105円計算で9,844円)、累積税引き前分配金として$17.9252(1ドル105円計算で1,882円)を受け取ったことになります。
VCIT(バンガード・米国中期社債 ETF)2020年売却シミュレーション
2020年1月から購入したVCIT(バンガード・米国中期社債 ETF)を2020年市場最終日となる2020年12月31日の初値での全保有分を売却すると下記のような結果になります。
売却日 | 売却単価(始値) | 売却数 | 売却額 | 売却利益 | 売却利益率 | 受取分配金 | 受取分配金率 | 合計利益額 | 合計利益率 |
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2020年12月31日 | $97.09 | 12 | $1,165.08 | $39.96 | 3.55% | $17.9252 | 1.593% | $57.89 | 5.14% |
売却利益は$39.96(1ドル105円計算で4,195円)、売却利益率は3.55%、受取分配金$17.9252(1ドル105円計算で1,882円)、受取分配金率は1.593%、売却利益と受取分配金を合わせた合計利益額は$57.89(1ドル105円計算で6,077円)、合計利益率は5.14%となります。
全て税引き前の金額になりますので、ここから税金が引かれた額が本当の利益となります。
VCITは米国の中期社債になりますが、同じくバンガードが運用する米国の短期社債(VCSH)の2020年運用実績は下記の記事から確認できます。
利益率2.99%!2020年のVCSH(バンガード・米国短期社債 ETF)運用実績
VCIT(バンガード・米国中期社債 ETF)の取扱いネット証券会社
三大ネット証券でVCIT(バンガード・米国中期社債 ETF)の取り扱い状況です。
SBI証券、楽天証券、マネックス証券の全ての証券会社でVCIT(バンガード・米国中期社債 ETF)の取り扱いがありますので、どの証券会社を選んでもVCIT(バンガード・米国中期社債 ETF)の購入が可能です。
SBI証券では、NISA口座でVCIT(バンガード・米国中期社債 ETF)を購入した場合、購入手数料が無料となりす。
また、毎月決まった日にちにVCIT(バンガード・米国中期社債 ETF)を購入できる定期購入サービスがありますので、楽天証券、マネックス証券で購入する明確なメリットがなければネット証券シェアNo.1のSBI証券がおすすめです。