最強の米国投資、全世界投資や新興国投資では勝てない【2022年3月時点】

最強の米国投資、全世界投資や新興国投資では勝てない

投資をしている人であれば、どの株式を購入すべきか常に頭を悩ませていると思います。

しかし個別の銘柄を検討する前に、投資すべき市場がついて考えているでしょうか?

いくら将来性が高い銘柄を見つけたとしても、市場が伸びていなければ個別銘柄の力だけで大きな成長は難しくなります。

日本のような停滞市場に投資してもリターンを得るのは難しいことはイメージが付くと思います。

逆に、成長市場に投資することができれば比較的簡単にリターンを得ることができます。

投資の成果は市場の見極めが全てといっても過言ではありません。

この記事を読み終えると、成長市場が明確になり、投資先すべき市場に迷いがなくなります。

投資先の最適解は米国市場

米国市場、全世界、全世界(米国除く)、全世界(米国除く)、先進国市場(米国除く)、新興国市場に投資するETFの騰落率から成長市場を探ります。

注意
VEUは全世界(米国除く)大・中型株が対象、VXUS(米国除く)大・中・小型株が対象という違いがあります。

2022年2月末時点の2022年の市場別騰落率は、1位VWO(新興国市場)、2位VEU(全世界(米国除く))、3位VXUS(全世界(米国除く))となりました。

2021年までは米国市場の一強状態でしたが、年が明け2022年は米国市場以外が中心になっています。

1位のVWO(新興国市場)は騰落率はマイナスで、投資市場全体が落ち込んでいることがわかります。

1月に続き2月も状況の悪く、コロナショック以降急速に拡大した投資市場全体の低迷がはじまったのかは、3月以降の結果をみることになります。

各年の色分けは、騰落率1位を赤、2位を青、3位を黄色です。

年別、市場別ETF騰落率 2022年2月28日時点
ETF
ティッカー
市場 累積 2022年 2021年 2020年 2019年 2018年 2017年 2016年 2015年 2014年 2013年 2012年 2011年 2010年
VOO 米国市場(500社) 291.57% -8.07% 26.53% 15.61% 30.78% -6.64% 18.68% 11.72% -1.25% 11.79% 27.24% 11.53% -0.90% 12.33%
QQQ 米国市場(ハイテク) 648.70% -12.83% 26.26% 46.33% 40.81% -1.43% 30.55% 8.27% 7.81% 17.93% 31.89% 14.44% -0.05% 17.57%
VTI 米国市場(約4,000社) 288.97% -8.40% 23.57% 18.19% 30.12% -7.35% 18.17% 12.42% -2.06% 10.69% 28.70% 12.03% -1.62% 14.19%
VT 全世界 127.92% -7.22% 14.97% 13.69% 25.53% -12.19% 20.85% 7.79% -4.22% 1.90% 18.28% 12.29% -10.41% 9.31%
VEU 全世界(米国除く) 29.83% -5.39% 3.15% 7.73% 19.50% -17.23% 23.05% 3.64% -7.64% -6.28% 9.38% 12.71% -17.62% 7.40%
VXUS 全世界(米国除く) 19.85% -5.60% 3.87% 7.10% 19.51% -17.40% 23.10% 3.15% -6.68% -6.73% 9.31% 12.82% -18.31%
VEA 先進国市場(米国除く) 35.84% -6.40% 6.11% 6.45% 20.25% -17.63% 22.17% 1.19% -3.24% -8.10% 16.39% 12.70% -15.90% 2.76%
VWO 新興国市場 14.51% -3.32% -2.83% 11.18% 17.74% -18.12% 26.89% 12.37% -18.12% -1.21% -8.84% 13.57% -21.31% 15.30%

米国市場のETFに多くの色が塗られていることがわかります。

全世界に分散投資できることで人気のVTは、2010年以降、一度も3位までに入ってことがありません。

新興国市場に投資できるVWOは騰落率1位(青)が5回ありますが、2010年〜2022年の累積騰落率が18.94%と一番低く、上下の落差が大きいことが読み取れます。

新興国は今後も大きく経済成長すると思いますが、国の経済成長と投資対象としての魅力は分けて考える必要があり、投資環境の整備が進まない限り最優先の投資対象にはなりません。

どの市場に投資すればリターンの最大化ができるを誰もが悩みますが、ETFの騰落率を確認すれば米国市場一択という結果です。

ETF別月間騰落率

前月末と比較したETF別の月間騰落率です。

今まで大きな伸びを見せていたVOO(米国市場(500社))、QQQ(米国市場(ハイテク))、VTI(米国市場(約4,000社))が急落です。

各月の色分けは、騰落率1位を赤、2位を青、3位を黄色です。

ETF別月間騰落率
年月 VOO QQQ VTI VT VEU VXUS VEA VWO
2022年2月 -8.07% -12.83% -8.40% -7.22% -5.39% -5.60% -6.40% -3.32%
2022年1月 -5.24% -8.75% -6.06% -4.58% -2.40% -2.83% -3.86% 0.42%
2021年12月 +5.08% +1.28% +4.09% +3.38% +2.26% +2.06% +2.83% +0.53%
2021年11月 -0.90% +2.45% -1.77% -3.00% -4.53% -4.53% -5.03% -2.89%
2021年10月 +8.05% +8.93% +7.60% +5.61% +2.81% +2.97% +3.39% +1.28%
2021年9月 +10.86% +8.72% +10.33% +6.45% +1.01% +1.81% +3.51% -3.95%
2021年8月 +3.45% +4.88% +3.32% +2.53% +1.60% +1.55% +1.41% +2.20%

米国株ETFへの具体的な投資方法

2010年以降の実績だけを考えれば、圧倒的に騰落率が高いQQQに投資することが最適解となりますが、2021年1月の結果と過去のITバブル崩壊の記憶もあり全力投資にはリスクがあります。

そこでVOOもしくはVTIとQQQを組み合わせて米国に集中投資する方法がオススメです。

NASDAQ100指数に連動するインデックス投資はQQQ意外にも選択肢がありますので最適解は下記の記事を参考にしてください。

同様にVTIとS&P500指数に連動するインデックス投資の最適解は下記を参考にしてください。

成長する投資先を見つけ長期で投資することができれば負ける可能性は低いです。

グラフにするとQQQが抜けた存在だということがわかります。

2022年1月は厳しいスタートになりましたが、一時的な低迷なのか?それとも成長が止まってしまったのでしょうか?

年別、市場別ETF騰落率 2022年2月版

年別、市場別ETF騰落率 2022年2月版

最適な投資先は変わっていきますが、ETFの騰落率を参考に軽々と成長投資先に飛び乗っていくこと成功に近づけます。

ETFが購入できる証券会社

三大ネット証券であれば指標に使ったすべてのETFの購入が可能です。

証券会社が選びに迷うようであれば、ネット証券シェアNo.1の「SBI証券」が間違いないです。

米国ETFが買える証券会社
ETF
ティッカー
市場 SBI証券 楽天証券 マネックス証券
VOO 米国市場(500社)
QQQ 米国市場(ハイテク)
VTI 米国市場(約4,000社)
VT 全世界
VEU 全世界(米国除く)
VXUS 全世界(米国除く)
VEA 先進国市場(米国除く)
VWO 新興国市場

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